目からウロコの経済教室を読んで…

目からウロコの経済教室を読んで…

 

本日は、こちらの本を要約。

自分も知らないことが経済についてもたくさんあったので、

とても勉強になった。

 

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日本は「失われた30年」とかよく言われていて、

先進国の中でもGDPの横ばいはとてつもなく長く、僕らの生活の質は株価とは裏腹に

全く持って上昇しているという実感がない。

では、この、日本で起きている長ーいデフレ状況はどうすれば脱却できるのか??

 

時は1990年代初頭…

バブルが崩壊し、今までのインフレ・高度経済成長に陰りが見え始め、一気に不動産、物価様々なものが下落していった。

1998年には、デフレ不況になり、それが今の令和の時代まで脈々と続いている。

更に物価は下がり金利も下がる一方で、経済を回そうとするも、

増税したりともう訳わかめ…

なぜ、こんなにもデフレが長いのか?

 

⇒政府の判断ミス。

えwまじっすか??ww

 

ちょいとここで復習。

 

インフレ

物の値段が上がりお金の価値が下がる状態(みんなバシバシお金使ってる)。

経済成長は1%から3%ぐらいのインフレ状態がよしとされている。

 

デフレ

 一方、モノの値段が下がりお金の価値が上がっている状態。

みんな物を消費しなくなって、買い渋る⇒物が売れなくなりモノの値段が下がる。

銀行も金利下げて、儲けが少なくなっちゃうので経済成長がSTOPする。

 
じゃあ政府は何を判断ミスったの??

 

デフレなのにインフレ政策やっちゃった…

あらまぁ…

 

具体的には、

・「消費」と「投資」を減らし、小さな政府を目指す。*1

 ・民間の支出に対して課税を行う(増税)

 ・国事業を民営化(人・もの・金の流動を高くする=競争を高め、市場活性化)

 ・グローバル化の推進(国内じゃなくて、世界に目を向けましょう!)

 

 じゃあやらなければならなかったデフレ対策って?

 

・政府自身が需要を拡大させるために、例えば公共投資の拡大を行う⇒大きな政府*2

・減税を行い、企業に対しても投資を積極的になれるようにバックアップ

金利を下げる

 

とかとか…

 

ここの判断をミスってデフレが長期化!

 

この

デフレ脱却を行うには…??

 

中央銀行と政府がタッグ組んで(今やってる)、国債をバシバシ発行して、

お金を擦りまくる。それを市場に回していこう!

民間銀行は信用創造によって、預金通貨を創造しまくれ!!

 なぜなら、中央銀行がいくらお金を供給しても、借り手である民間企業・個人に代表される借り手の需要が無いと預金通貨は増えない。

まずは、政府が直接公共事業を行い、大きな政府を目指しましょう!!

*1:小さな政府とは、ある程度市場に任せておいて、政府はあれもこれもする必要ないっしょ!なスタンス

*2:あれもこれも手とり足取り政府が介入しまーす!なスタンス